6/10 鬼塚と前傾
M1の松田です。
ゼミ発表でコテンパンにされたので現実逃避兼ねてブログ書いてます。
1600*3 (r=10')
4'58-59-50
まる一週間怪我で休んでたので久々のポイント練でした。
最後はケンシがペースあげて結構しんどかったです。。
千葉さんが触れていましたが、4月から中距離院生レポートというのを始めてみています。
彦坂レポートリスペクトで、今のM1中心に後輩のレースに試合のたびにレース運びとかフォームとかアドバイスを考えて文章でパート内で共有するようにしました。
競技力や経験値を考えるとM1の学年じゃないと始めにくそうなことだったのでうちの代が抜けて以降の継続まで求めるつもりはないですが(下の代への煽り)、いい知識の循環を作るきっかけになればと思います。
とは言っても人数も多い分仕事量が重過ぎになりそうなので、中だるみしない形式にしたいところですね。
で、こういうのをやるべきと考えた印象的なきっかけを思い出したので以下は勝手にそれを書きます↓↓
遡ること去年の全日本駅伝本戦なのですが、自分が出走した5区には有名選手として東海大の鬼塚がいました。
その年は優勝は青学でしたが中後盤まで東海大がトップで、5区でも鬼塚が最初に襷を受け取りました。
本当に綺麗でスピード感のあるフォームで、出走する瞬間は自分も目を奪われていたのですが、
その時監督車から(たぶん)両角監督が
「鬼塚前傾な!前傾!」と声をかけていました。
普通、今から走り出す選手に「前傾!」って言えます??
もっとこう精神的に気合い入るこというとかならともかく、文章でも正しく伝わるのかもわかんない技術的な指導を「前傾!」の一言で今するの??って思いました。
ここからは僕の勝手な憶測ですが、
きっと鬼塚と両角監督は日頃の練習から、
もっと姿勢こうしたらいいんじゃないかとか、今日のフォームはうまく反発もらえませんでしたとか、じゃあ腕をこういう意識にしてみたらどうだとか、いい感じだったけど背中疲れましたとか、
感覚を言葉で表現してやりとりするというのを何度も何度も繰り返してるのだと思います。
繰り返してるうちに本来言葉だけでは正確に伝えきれない複雑な感覚のニュアンスを共有できるようになり、その一つが「前傾」だったのではないでしょうか。
両角監督の言う「前傾」には、それに付随する地面からに反発の感覚とか肘の曲げ方とか足運びとか、もしくはそれでうまく走れた経験による自信とか、僕らには理解できない意味が積み上げられていたはずです。
フォームとか走りの感覚なんてのは本来簡単な言葉なんかでは正確に伝えられるものではなく、だからこそ正確にアドバイスするにはニュアンスの共有ができる相手である必要があると思います。
毎日後輩の走りを見て、今日はどうだったね〜とか言い合える自分らにしか伝えられないニュアンスがあるはずです。
長くなりましたが、そう言う意味で院生レポートはパートの成長に役立つものになってほしいです。
下の学年からしたら数年後後輩にアドバイスなんて書けるだろうかと思うかもしれませんが、書けるように成長して行きましょう。
ああ研究進捗ださねば。。
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